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地域猫4匹と人の子ふたりと家猫1匹に振り回される母の日記。
 
おもひではチッコタレのかほり
「ルルキキハクの成長日記」さんのところで、
「新品のノートにチッコタレされたので捨てざるを得なかった」
という記事を読んで、思い出したことがありました。

えのきねこ実家3代目猫・チビ太君のことです。

このあいだ仕事の関係でスキャナーという新たな武器を手に入れたので、昔のアナログ時代の猫たちの写真も取り込むことが出来ます。
というわけでいそいそ。
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チビ太。

…ひっくり返ってますね。
いや一番彼らしいのをと思ったら…。

まあ、思い出話は長くなるもの、字ばかりではつまらないので、適当に当時の彼の写真を織り交ぜてみようと思います。

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彼と私のノートの思い出は、そう、えのきねこが大学受験を控えていた、○年前の冬。
勉強机の上を片付けようと、ちょっと上においてあったものを床の上に移していた、その間に。
生物学のノートに、大量にシッコされたのでした。

生物学のノートは、一番気合の入っていたノートでした。
そして何より、受験するの生物学科なんだけど…。
…。

うおぉぉおおい!

苦肉の策として、くしゃいノートをドライヤーで必死に乾かし、夜のコンビニに百円玉握り締めて自転車飛ばし、全頁コピーしました。
だって中身ぎっしり書いてあるもん。全部受験に使うんだもん!
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なんとか内容の保存はされましたが、私が覚えやすいようにとあれこれ工夫したカラフルなアンダーラインなどは、すべてただのモノトーンになり。
いまもそのノート(というかコピーを収めたファイル)は残っています。流石にチッコタレられた原本は残っていません…落涙。
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しかし彼も意味なくチッコタレたわけではありません。
なぜそのようなことをしたかというと、事件が起きる数時間前、彼が怪我をして胸元に膿みをためてるのに気が付いたのです。けんかっぱやかったからな…。
(当時、猫は家の内外出入り自由でした。)
時刻はすでに夜。獣医さんは開いていません。
そこでえのきねこ母がチビ太君をふんづかまえ、救急キット(人間用)を駆使して膿みを出し応急手当をしたわけですが、これが著しく彼の気に入らなかったようです。
でもそのときの膿みの匂いはすごかったです。気づいてよかったと思うし、応急処置もまったく正しかったと思いますが、そこはそれ、そういう愛は伝わらないのが小さい家族たちとのふれあいです。
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でもなぜ処置をした母ではなく、私に復讐を…。ちゃんと元凶(=発見して報告した人)を把握していたのか、単に私と母の力関係か…。
それとなぜ、当時の私の持ち物で、生物学のノートが一番重要かつ大事だと見抜いたのか…。
猫って凄い。
普段はおばかたんだったくせに!

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あ、ちなみに受験はその後、ちゃんと受かりました。


そういうわけで、おもひではチッコタレのかほり。
今ではいい思い出です。
でももう一回はいいです。
by enokineko | 2007-06-01 14:03 |
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