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地域猫4匹と人の子ふたりと家猫1匹に振り回される母の日記。
 
猫のお見送り古今
今日は知人と夕食の約束があったので、子供たちも連れて外食へ。
いつもは夕方暗くなって出かけることを怖がるおねーちゃんも、
よく可愛がってくれる知人に会える嬉しさと、「おそとでおしょくじ」が楽しくて
赤様2と一緒にウキウキとお支度。

ところが、家を出てしばらくすると、後ろからにゃ~んみゃあ~んと声が。

振り向くと、
猫のお見送り古今_f0100012_21542927.jpg

「どこ行くの?」


カレンちゃんがついてきていました。

ててててて、と後を追ってくる様子は大変心揺さぶられるのですが、ひとつ心配が。
我が家の周りは細い道がくねくねしていて、車がスピード出して通るなんて
ことはないのですが、その一帯を抜けると途端に大通りなのです。

そこまでついてきちゃうと危ないな…。

「カレンちゃん大丈夫だよ、あんまりこっちへ来ると危ないからお帰り。」
と言うと、ちょうどそのとき来た車に驚いたのか、カレンちゃんは横にそれて
行きました。


そんなカレンちゃんを見てて思い出したのが、私が人生で初めて一緒に暮らした猫、
サクラさんです。

当時は完全室内飼いなんて考え方もまだなく、自由に外と家の中を行き来していた
サクラさんは、私がおつかいや習い事に行くと、必ず「ここまで」と定めた曲がり角まで、
お見送りに来てくれました。

ある日、私は近所の商店までおつかいに行きました。
そしていつものようにサクラさんはお見送りしてくれました。
帰り道、なんとなく行きとは違う道を通って帰りました。

すると夕方、ゴハンの時間になっても、サクラさんが来ません。
そんなことは初めてだったので、
「どこかで事故にでも遭った…?!それとも家のどこかに閉じ込めちゃった!?」
と焦りに焦って探し回ったのですが、いません。

そこではたと。
例の曲がり角まで行って、「サクラ!サクラ…?」と呼びかけると、

サクラさんは出てきました。
私がおつかいに出てから、戻ってくるものと思ってそこで何時間も待っていたのです。

それからというもの、私が「来た道を必ず戻る」ようになったのは言うまでもありません。
by enokineko | 2011-02-22 23:18 | 外猫
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